遮熱塗料 メーカー 各社 比較

建築用の遮熱塗料は各塗料メーカーが販売しています。
その中でもよく使われている代表的な商品を5つ挙げてみました。

  1. 日本ペイント「サーモアイ」
  2. エスケー化研「クールタイト」
  3. 関西ペイント「アレスクール」
  4. ミラクール「ミラクール」
  5. 日本特殊塗料「パラサーモ」

今回はこの5つの遮熱塗料を効果や費用面で比較してみましょう。

 

ちなみに今回の比較をまとめた総合ランキングは、以下のとおりです。

遮熱塗料総合ランキング

選ぶ時の参考にしてみてください。

 

遮熱塗装工事で自治体の助成金・補助金を受け取る流れについては、以下⬇の記事で詳しく解説しています。

 

省エネ効果の比較|環境省の実証実験から

まず遮熱塗料の一番の特徴として、省エネ効果が挙げられますね。
真夏の日光を反射することで、室内の温度上昇を抑えることができます。
結果としてエアコンなどの電気料金が節約できるという効果が期待できるのです。

電気料金の変化
パラサーモ ▲12,023円
サーモアイ ▲11,736円
アレスクール ▲10,031円
クールタイト ▲9,253円
ミラクール ▲8,961円

この表は環境省が行った遮熱塗料の実証実験データを元に作成しました。

販売しているメーカー各社ではなく、国が行った中立的な実験ですから、信頼性は高いですね。
この実証実験によれば、各社とも一定の電気料金削減効果が見られますね。
効果の高い順にランキングすると以下の通りです。

  1. パラサーモ
  2. サーモアイ
  3. アレスクール
  4. クールタイト
  5. ミラクール

次は価格面での比較をしていきましょう。

価格面の比較|遮熱塗料は高い?

遮熱塗料とひとくちに言っても、合成樹脂の違いにより価格が異なります。
例えばサーモアイだけでも以下の通り3種類の商品があり、価格が違いますね。

  • サーモアイUV(ウレタン系):3,490円
  • サーモアイSi(シリコン系):3,930円
  • サーモアイ4F(フッ素系):4,610円

今回はもっとも普及しているシリコン系遮熱塗料で、価格面の比較をしてみましょう。

㎡あたり単価
パラサーモ 3,600円
アレスクール 3,700円
クールタイト 3,750円
ミラクール 3,800円
サーモアイ 3,930円

上表で見られる通り、シリコン系遮熱塗料では1㎡あたり4,000円未満で施工できます。
一般的なシリコン塗料と比較すると価格は高いですが、省エネ効果を考えればオトクと言えるでしょう。
価格面でのランキングは以下の通り。

  1. パラサーモ
  2. アレスクール
  3. クールタイト
  4. ミラクール
  5. サーモアイ

市場シェアの比較

ここまでは、塗料そのものの遮熱効果や価格面の比較をしてきました。
そしてここから、メーカー各社の市場シェアを比べてみましょう。

遮熱塗料メーカー市場シェアグラフ

  • 日本特殊塗料(15%)
  • エスケー化研(15%)
  • 日本ペイント(10%)
  • その他(60%)

「遮熱塗料」市場は150億円、1万1200トン :: リフォーム産業新聞
建築用の遮熱塗料では、日本特殊塗料・エスケー化研・日本ペイントの各社が3強と言える状況ですね。
これらのメーカーは遮熱塗料以外にも一般的な建築用塗料を販売しているので、どんな塗装業者でも扱ったことがあります。
業者にとっても馴染み深いメーカーのほうが、より安心して任せることができますね。
ランキングは以下の通り

  1. 日本特殊塗料
  2. エスケー化研・日本ペイント

遮熱塗料メーカー総合ランキング

これまでの比較ランキングをまとめてみました。

省エネ 価格
日本ペイント「サーモアイ」 2 5
エスケー化研「クールタイト」 4 3
関西ペイント「アレスクール」 3 2
ミラクール「ミラクール」 5 4
日本特殊塗料「パラサーモ」 1 1

すべての順位をポイント換算して、総合ランキングを以下の通り決定しました。

日本特殊塗料「パラサーモ」(75pt)
関西ペイント「アレスクール」(50pt)
エスケー化研「クールタイト」(50pt)
日本ペイント「サーモアイ」(45pt)
ミラクール「ミラクール」(35pt)

ガイナは遮熱塗料ではなく断熱塗料

遮熱塗料を紹介すると必ず挙げられるのが、日進産業の断熱セラミック ガイナです。
遮熱塗料の市場シェアでも15%と高く、非常に人気がありますね。
今回の比較ランキングの中でこのガイナを取り上げなかったのは、他の遮熱塗料と仕組みが異なるから。
日進産業も遮熱塗料ではなく、断熱塗料という表現を使っていますね。
ガイナの特殊な構造や断熱効果については、別の記事で詳しく解説していきましょう。

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