コンクリート打ち放し 仕上げ 塗装

バブル期に一世を風靡したコンクリート打ち放しの住宅。
建築家・安藤忠雄氏の活躍もあり、一気に広まりましたね。

コンクリート打ち放し 仕上げ 塗装

ただコンクリート打ち放し仕上げは、経年劣化すると汚らしくて目も当てられない状態になります。
今回はコンクリート打ち放しの質感を生かした、再塗装の方法について解説していきましょう。

 

コンクリート打ち放しは、普通の外壁材よりもこまめなメンテナンスが欠かせません。

 

もし現在すでに

  • 黒ずみ
  • 表面の荒れ
  • ひび割れ

などが気になっているなら、早めの対処が必要になりますね。

 

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コンクリート打ち放しの質感を残した塗装の種類

コンクリート打ち放しの質感を残したまま塗装するには、透明な塗料を使います。

経年劣化でひび割れが発生したコンクリート打ち放し

ただコンクリート面の劣化が進んでいたり、ひび割れや汚れがひどかったりする場合は、打ち放し風に仕上げる塗料を上塗りすることもあります。
工費の安い順にあげてみると、

  1. 撥水剤のみ
  2. カラークリヤー塗装
  3. 打ち放しコンクリート風塗装

の3種類。
順番に工程や費用について解説していきましょう。

撥水剤を吹き付ける

汚れや劣化が少ない場合は、撥水剤を吹き付けるだけのシンプルな塗装で良いでしょう。
撥水剤はコンクリート内部に水が浸透するのを防ぎ、寿命を延ばすことができます。

 

また汚れを付きにくくする効果があるのですね。

 

コンクリート打ち放し用撥水剤として代表的なものに、エスケー化研「ミクロンガード」があります。
ミクロンガードを使った見積もり例は以下の通り。

名称 仕様 数量 単位 単価 金額
1.仮設工事
外部足場 くさび式 ブラケットー側 残置1ヶ月 材工共 250 架㎡ 940 235,000
シート養生 メッシュシート防炎1類 残置1ヶ月 〃 250 架㎡ 460 115,000
小計 350,000
2.外壁工事
高圧洗浄 水洗い程度 手間 130 240 31,200
上塗り ミクロンガード 3回塗り 130 1,650 214,500
小計 245,700
合計 595,700
諸経費 合計の20% 119,100
総計 714,800

比較的安価に塗装することができますね。

カラークリヤー塗装

コンクリート打ち放しは、コンクリートを打設したときの状態がそのまま表面に出てくるので、どうしてもムラや不均一な部分が出ます。
そのような打設時に発生した躯体の色ムラの他に、

  • 欠損部をモルタルで補修した部分
  • 下地の吸い込み差によって生じた濡れ色部分

といった部分は美観に欠けますよね。

 

そのようなケースでは、再塗装の際にカラークリヤー塗装をすると良いでしょう。
カラークリヤー塗装はコンクリート打ち放しの色調を整えてくれるので、色ムラ部分のタッチアップ補修材として有効です。

 

通常は撥水剤を塗布し、その上からカラークリヤー塗装を重ねる工法を採用します。

 

カラークリヤー塗料には、アクリルシリコン系またはフッ素系があります。
フッ素系のほうが耐久性に優れていますが、価格は高いですね。

 

今回はアクリルシリコン系のカラークリヤー塗装を施す前提で、見積もり例を出してみました。

名称 仕様 数量 単位 単価 金額
1.仮設工事
外部足場 くさび式 ブラケットー側 残置1ヶ月 材工共 250 架㎡ 940 235,000
シート養生 メッシュシート防炎1類 残置1ヶ月 〃 250 架㎡ 460 115,000
小計 350,000
2.外壁工事
高圧洗浄 水洗い程度 手間 130 240 31,200
上塗り セラミクリートSi 3分艶クリヤー仕上げ 130 2,500 325,000
小計 356,200
合計 706,200
諸経費 合計の20% 141,200
総計 847,400

撥水剤のみの塗装工事よりは費用が高くなります。

 

このカラークリヤー塗装も、塗ってから10年程度経過してくると、剥がれてきます。

コンクリート打ち放し塗装面も剥がれてくる

こうなると汚くなってしまうので、定期的な塗り替えは欠かせません。

打放しコンクリート風塗料を上塗りする

全体的にコンクリートの状態が劣化していたり、汚れがひどい場合にはカラークリヤー塗装では十分にキレイになりません。
そんなときは打ち放しコンクリート風の塗装を施すことになります。
これをアート処理と呼びます。
アート処理をすれば新築時と同様の外観が復活しますし、木目のテクスチャーを選んだりすることも可能です。
今回はキクスイSA工法というアート処理の見積もり例を出してみました。

名称 仕様 数量 単位 単価 金額
1.仮設工事
外部足場 くさび式 ブラケットー側 残置1ヶ月 材工共 250 架㎡ 940 235,000
シート養生 メッシュシート防炎1類 残置1ヶ月 〃 250 架㎡ 460 115,000
小計 350,000
2.外壁工事
高圧洗浄 水洗い程度 手間 130 240 31,200
下地調整 既存塗膜の除去(全面)、汚れ除去、下地調整塗(全面)、研磨紙ずり、パテしごき、研磨紙ずり 130 1,350 175,500
上塗り キクスイ SA工法(シリコン仕上げ)FG工法 130 5,500 715,000
小計 921,700
合計 1,271,700
諸経費 合計の15% 190,800
総計 1,462,500

コンクリート面の劣化状態によっては、下地調整の段階でさらに費用がかかることもあります。

まとめ~早めの再塗装がオススメ

これまで見てきたとおり、劣化が進んでしまうと塗装費用が高額になっていきます。
コンクリート打ち放しの外壁は、こまめなメンテナンスが欠かせません。
それほど汚れがない状態なら、費用も安くて済みますからね。
5~10年おきの再塗装をオススメします。

DIYでもできる?

なるべくお金をかけたくないから、DIYで再塗装ができないかな?
と考えているのなら、まず外壁の状態を確認しましょう。

 

前回の塗装からあまり年数が経っていなく、劣化がほとんど見られない状態ならDIYでも可能性があります。
劣化が少ない場合は、撥水剤を再塗布するというカンタンな作業で済むからですね。
打放しコンクリートに適した撥水剤には、日本ペイント「アクアシール200S」などがあります。
工程としては、以下の通り。

  1. 高圧洗浄
  2. アクアシール塗布(三回塗り)
  3. 乾燥

高所作業の際はしっかりと足場を設置して、安全を確保して行ってください。
もしコンクリート面の汚れが目立っていたり、補修が必要なクラックがあるようなときは、DIYで再塗装するのは難しいでしょう。
打放しコンクリートの風合いを再現しながら再塗装するというのは、外壁塗装の中でも難しい部類に入ります。
高度な技術が要求されるので、プロにおまかせしたほうが良いですね。

 

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