我が家のモルタル壁にひび割れがあるんだけど、わざわざ工事業者に頼むほどじゃないようなぁ。
たしかに軽微なひび割れ程度であれば、DIYで補修することもできます。
今回はDIYで対応できるひび割れの目安、実際の補修方法について解説していきましょう。
ひび割れ補修をDIYでできるかを判断するには、まずひび割れの幅をチェックしてみましょう。
ひび割れの幅を測るには、クラックスケールという道具を使います。
普通の定規だと1mm以下の長さは測れませんが、このクラックスケールなら小数点以下の小さな幅を測れます。
アマゾンなどでも500円程度でも販売されていますから、この機会にどうぞ。
Amazon.co.jp: クラックスケール
ひび割れ幅を測ってみて、おおむね0.5mm未満であればDIY補修が可能です。
一部でも0.5mm以上の幅がある場合は、業者にお願いするほうが無難です。
幅0.5mm未満のひび割れは、市販されている樹脂モルタルを注入するという補修方法で大丈夫です。
以下に補修の流れを見ていきましょう。
補修したいひび割れ部分の汚れを落とし、乾燥させます。
洗浄するのにケルヒャーなどの高圧洗浄機を使っても良いですが、ひび割れから壁内部へ水が侵入しないように気をつけましょう。
また充填剤がはみださないように、補修部分の外周にマスキングテープを貼っておくと良いですね。
ちなみに補修作業をする日を含め2,3日は天気予報で晴天のときを選んでください。
雨天の場合は樹脂が乾燥しにくくなります。
下準備が済んだら、エポキシ樹脂系の充填剤を使います。
充填剤の例としては、アサヒペン・コンクリートカベ用樹脂モルタルなどがありますね。
アマゾンで500円〜700円で販売されています。
Amazon
一緒にコーキング用ヘラ・コーキングガンを買っておきましょう。
充填剤の使い方は、比較的カンタンです。
充填剤の本体をコーキングガンに取り付け、ひび割れ部分にノズルを押し当てながら充填していくというもの。
充填し終わったら、表面をヘラで滑らかにします。
作業終了後、樹脂が乾燥しないうちにコーキングガンなどを洗浄しておいてください。
エポキシ樹脂を充填し終わったら、表面が乾燥するのが4〜6時間、内部まで完全に硬化するまでは約30時間ほどかかります。
したがって補修した上から塗装する場合は、2日以上空けたほうが無難でしょう。
こんなケースでは、DIYではなく専門の塗装業者に依頼するほうが良いでしょう。
場合によってはモルタルのラス下地までひび割れが到達しているかもしれません。
その場合は大がかりな補修が必要です。