自宅をリフォームするときにまず検討するのが、お風呂などの水回り設備でしょう。
このお風呂のリフォームでポイント還元を受けられるというのはご存知でしょうか?
2019年に実施される次世代住宅ポイント制度と呼ばれるもの。
次世代住宅ポイントが発行される、お風呂関係のリフォーム工事は以下の通り。
対象 | ポイント数 |
---|---|
高断熱浴槽 | 24,000ポイント/戸 |
浴室乾燥機 | 18,000ポイント/戸 |
節湯水栓 | 4,000ポイント/戸 |
バリアフリー改修 | 5,000ポイント/戸〜 |
高効率給湯器 | 24,000ポイント/戸 |
順番に見ていきましょう。
現在の浴槽を高断熱浴槽に取り替えると、次世代住宅ポイントの対象となります。
高断熱浴槽とは、保温効果が高くお湯が冷めにくい浴槽のこと。
(参考:TOTO)
魔法びんのように中空構造にすることで、熱が逃げないようになっているのですね。
この高断熱浴槽にすれば、ガス代の節約などの省エネ効果が期待できます。
では実際に高断熱浴槽に交換すると、費用はいくらかかるのか?
見積り例を作ってみました。
名称 | 仕様 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
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1.解体工事 | |||||
システムバス解体・撤去 | 1216サイズ 手間 | 1 | 式 | 50,000 | |
間仕切り壁解体・撤去 | 手間 | 1 | 式 | 9,800 | |
小計 | 59,800 | ||||
2.木工事 | |||||
浴室入り口ドア枠 | 三方枠造作 材工共 | 1 | 式 | 28,000 | |
壁・間仕切り工事 | 補強工事等 材工共 | 1 | 式 | 15,000 | |
小計 | 43,000 | ||||
3.設備機器 | |||||
高断熱浴槽 | 1216サイズ TOTO シンラ Cタイプ 材料費 | 1 | 組 | 1,058,400 | 1,058,400 |
〃 組立て・据付け | 手間 | 1 | 組 | 92,600 | 92,600 |
小計 | 1,151,000 | ||||
4.給排水設備工事 | |||||
配管繋ぎ(接続) | 給水・給湯・排水管共 手間 | 1 | 式 | 15,000 | |
小計 | 15,000 | ||||
5.電気工事 | |||||
電気工事 | システムバス内配線 材工共 | 1 | 式 | 24,000 | |
小計 | 24,000 | ||||
合計 | 1,292,800 | ||||
諸経費 | 合計の15% | 193,900 | |||
総計 | 1,486,700 |
今回はマンションの浴室を想定しているので、1216というサイズの浴槽を選びました。
普通のシステムバスであれば40万円〜80万円程度ですが、高断熱浴槽だと100万円程度と高額になります。
ただその差額の分は、次世代住宅ポイントの還元や省エネ効果で取り戻せるでしょう。
今回の次世代住宅ポイントでは、省エネ設備だけでなく家事負担軽減のための設備も対象になっています。
そのうちお風呂に関係するものとしては、浴室乾燥機ですね。
浴室乾燥機は天気が悪い日でも夜間でも、洗濯物をお風呂内部に干しておけば乾くという便利な設備です。
忙しい共働き世帯にオススメしたいですね。
浴室乾燥機(壁掛け式)を設置するには、材料費・工賃込みで10万円〜13万円程度かかります。
節湯水栓とは、一般の蛇口よりも15%〜30%の水量削減ができる水栓のこと。
シャワーなどで大量の湯水をつかうお風呂では、非常に省エネ効果が高い設備ですね。
節湯水栓を設置する費用は、一箇所あたり4万円〜6万円程度。
比較的手軽にリフォームできる設備ですね。
今回の次世代住宅ポイントでは、バリアフリー改修も対象になっています。
浴室も手すりの設置や段差解消など、バリアフリー化が重要な部分ですね。
バリアフリー改修については、その他にも自治体で補助金・助成金制度を設けていることがあります。
今回の次世代住宅ポイントと併せて活用するようにしましょう。
バリアフリー改修については、別の記事で詳しく解説します。
バリアフリーリフォームで費用削減|次世代住宅ポイントをもらうにはどうすれば良い?
この頃はテレビCMで、省エネタイプの給湯器を見かけることが多くなりました。
といった名前はご存知でしょう。
これらの給湯器は高効率給湯器と呼ばれていて、熱をムダなく使うことで省エネ効果&CO2削減効果が期待できるもの。
今回の次世代住宅ポイントも環境対策の一環として、これら高効率給湯器の交換でポイントが付与されます。
詳しくは別の記事をご参照ください。
🔗給湯器を交換してポイントGET❗エコジョーズやエコキュートも対象になる