ウチの壁が汚くなってきたなぁ。そろそろ塗り替えかな?
そう思って地元のリフォーム業者に見積もりを依頼したものの、素人には分からないことが多いですよね。
このサイトでは専門家の立場から、こんな疑問に応えていきますね。
当サイトでは、誰でもカンタンに見積もり計算できるシミュレーションツールも用意しています。
業者に見積もりをとる前に、おおよその参考として活用してください。
外壁塗装の見積もりをとるときは、相手が悪徳業者ではないか注意してください。
まず気をつけておきたいポイントを挙げてみました。
ちなみにサイト管理人である私は、建設業界や不動産業界で働いてきました。
長年この業界の中にいて思うのが、初心者がだまされやすい世界だということ。
特に外壁塗装などのリフォーム業者は、悪質なところが目立ちます。
住宅についてのトラブル相談を受け付けている住まいるダイヤルによれば、相談件数のうち1/3超がリフォーム関係のものだとのこと。
また工事内容では、屋根&外装がともに50%と高い割合でした。
これだけ多くの消費者がトラブルに遭っているのは、ひとえに専門知識と経験が不足しているから。
だから外壁塗装やリフォームでトラブルを避けるには、専門家のアドバイスが欠かせないのです。
もし見積もり書の金額や内容に疑問があったら、専門家に相談してみましょう。
特に家に直接訪ねてくる訪問販売業者には注意してください。
訪問販売では、できるだけ契約しないこと消費生活センター等には、依然として訪問販売によるリフォーム工事に関する消費者トラブルが多く寄せられている。トラブルの内容をみると、業者が事実と異なることを言って消費者を不安にさせている、業者の施工技術が未熟である、通常よりも工事価格が極めて高いなどといった問題点が目立つ。こうした現状から、特に訪問販売によるリフォーム工事には慎重さが求められる。
基本的に訪問販売業者は追い返すという気持ちを持ちましょう。
リフォームについての専門家といっても、業者さんに相談するのでは公平なアドバイスは期待できません。
利益関係のない第三者にお願いするのが良いでしょう。
第三者機関としては先ほどご紹介した住まいるダイヤルがありますが、電話やファックスでやり取りするのは時間が掛かりますね。
そこで私がおすすめしたいのが、外壁塗装の一括見積りサービスです。
ネット上でカンタンに情報を入力するだけでリフォームの専門家にアドバイスを受けられ、その場で見積もり依頼もできてしまうのです。
しかも無料で。
外壁塗装工事の一括見積もりサービスってどんなもの?という人のために、疑問点をまとめてみました。
「無料でプロのアドバイスが受けられるなんて怪しくない?」
と思われる人もいるかもしれませんが、大丈夫です。
一括見積りサービスは第三者の立場から複数のリフォーム業者に見積もり依頼をして、各リフォーム業者から紹介料をもらうというビジネス。
だから利用する側の私たちからは、お金を取る必要がないのです。
また「業者からたくさん営業電話がかかってくると困る……」という心配も無用です。
専門家と相談した上でどのリフォーム業者に見積もり依頼をするかを決定するので、関係のない業者から電話がくるということはありません。
安心してサービスを利用してみてくださいね。
一括見積りサービスを活用するメリットは、専門アドバイザーに相談できるだけではありません。
見積もりを受ける業者が悪質な会社だったら、いくら安くても頼みたくないですよね。
大手一括見積りサービスでは、登録する業者を事前に審査していて、トラブルを事前に防いでくれます。
外壁塗装工事を適正価格にするには、複数のリフォーム業者に見積もりをとる(相見積もり)のが最善の方法です。
でも自分自身で業者を探して、電話をかけてといった作業は大変ですよね。
余計な営業電話がかかったくるという不安もあります。
その点一括見積りサービスでは、適切な複数の業者を紹介してくれて、見積もり依頼の連絡も代行してくれるのです。
もちろん相談の上で業者の数は決められますから、ムダなやり取りで消耗することもありません。
一括見積りサービスなんて使ったことがないから不安、という気持ちもあるかもしれません。
しかし最大手のヌリカエを例に挙げれば、累計400万人以上の利用者数を誇るサービスです。
若い世代を中心にインターネット上で見積もり依頼ができるという手軽さと信頼性が受け入れられているのですね。
あなたも悪質なリフォーム業者にだまされないためにも、こういった一括見積りサービスを利用してみてくださいね。
ここでは外壁・屋根の塗装工事に特化した一括見積もりサイトを、ランキング形式でご紹介しています。
ランキングを作成するにあたって、
を総合的に勘案しています。
料金 | 無料 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
登録業者数 | 1,000社以上 |
月間ユーザー数 | 23万人 |
匿名でもOK | ◯ |
お断り代行 | - |
クーリングオフ代行 | - |
内装工事 | - |
保証制度 | - |
成約お祝い金 | - |
ヌリカエは株式会社speeeが運営する、外壁塗装専門の一括見積りサービスです。
特徴としては厳格な審査を経た、全国約1,000社の塗装業者へ見積り依頼できるということ。
全国どこでも適正な見積り価格が分かります。
また最初にヌリカエの専門スタッフによる、丁寧なアドバイスを受けられます。
その上で必要ならば見積り依頼するという流れですから、いきなり業者から営業電話がジャンジャンかかってくる、なんてことはありません。
全て無料のサービスなので、気軽に問い合わせてみてください。
料金 | 無料 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
登録業者数 | 500社以上 |
月間ユーザー数 | 40万人 |
匿名でもOK | ◯ |
お断り代行 | ◯ |
クーリングオフ代行 | - |
内装工事 | - |
保証制度 | - |
成約お祝い金 | 最大10万円分の商品券 |
外壁塗装の窓口は月間ユーザー数が40万人を超える、人気の外壁塗装工事一括見積りサービスです。
ユーザー数ではヌリカエを押さえて2017年のNo.1でした。
(参考: リフォーム産業新聞)
外壁塗装の窓口が支持されている理由の一つとして、見積りをしてから工事完了に至った場合には最大10万円分の商品券がもらえるという特典があげられます。
相見積もりで工事費を抑えて、さらに商品券がもらえるなんてありがたい特典ですね。
また既に他社から見積りをとっていて断りにくいとき、担当者がお断りの連絡を代行してくれるというサービスも。
たんに見積りを依頼するだけでなく、細やかなサポート体制がうれしいですね。
料金 | 無料 |
---|---|
対応エリア | 全国 |
登録業者数 | 604社 |
月間ユーザー数 | - |
匿名でもOK | - |
お断り代行 | ◯ |
クーリングオフ代行 | ◯ |
内装工事 | - |
保証制度 | - |
成約お祝い金 | - |
外壁塗装の案内所は数は多くないものの、厳選された優良業者が登録している点が特徴です。
工事実績・設立年数・資格取得者の数など、厳格な審査基準を通過しなければいけません。
だから単に工事費用を安くするというだけでなく、キチンとした塗装工事をしてほしいというニーズに応えられるサービスですね。
いくつか塗装工事の一括見積もりサイトをご紹介してきましたが、ランキング1位にしたのはヌリカエでした。
ヌリカエは塗装工事に特化して2015年12月に開始されたサイトですから、かなり早い時間にスタートしていたのですね。
それまで総合リフォームについての一括見積もりサイトは存在していましたが、塗装工事に特化したサイトはヌリカエが先駆けです。
その取り組みは、リフォーム業界の専門紙でも高く評価されています。
「築年数はどのくらいか」「困っている症状は何なのか」などの情報や希望を、カスタマーセンターの担当者が聞き取り、整理する。
ここが同社一番のこだわりのポイントで、ユーザーの一人一人に必ず研修を受けた専門の担当者が付き、最後までサポートする。
必要な話が聞き取れるまで多くの時間を費やし、さらに「今、塗装をすればどんな効果があるか」という説明までを行った上で、加盟企業に紹介する。
専門に特化したサイトならではの、ていねいなサポートが受けられますよ。
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外壁塗装の見積もりを複数の業者に依頼すると、かなりバラつきがあります。
場合によっては20万円以上の金額差があることも。
なぜ明確な費用相場がなく曖昧なのか?解説していきましょう。
ご自宅の階数や建坪(建築面積)を知っている人でも、外壁の面積を知っている人は少ないでしょう。
外壁塗装の見積もりをとる際には、塗料を塗る面積(外壁面積)が大事になってきます。
同じ建坪であっても、2階建てと3階建てであれば当然3階建てのほうが外壁面積が大きいですよね?
その他にも
といった設計の違いにより、塗り面積が異なってくるのです。
正確に塗り面積を求めるには、建物の平面図や立面図を元に算出しなければいけません。
ただ図面がないことも多いので、ほとんどの業者さんは概算で算出しています。
(概算の面積計算方法はコチラ)
業者さんによって概算方法が異なるので、見積もり額にも差が出てくるのですね。
どんな建物であっても、年数が経つにつれ劣化していきます。
外壁の劣化の状態によって、塗装面のお手入れ(下地調整)の手間が変わってくるのです。
このような下地調整の手間が増えると、外壁塗装全体の見積もり額にも影響してきます。
築年数が古ければ古いほど、見積もり額は増えると考えておきましょう。
ひとくちに外壁用の塗料と言っても、そのグレードは様々です。
塗料は主に合成樹脂が原料になっていて、合成樹脂の種類によって価格が変わります。
どの塗料を選ぶかによって、費用が2倍以上の差が出ることも。
例えば安価なウレタン樹脂系の塗料を使えば、1,900円 /㎡程度。
一方で最先端の光触媒塗料を選ぶと、価格は4,500円/㎡以上に跳ね上がります。
光触媒塗料は耐久性や汚れが付きにくいといったメリットがある反面、費用が高くなるデメリットがありますね。
このように、どんなグレードの塗料を選ぶかによって、見積もり額は大幅に変わることを覚えておきましょう。
業者の言うままに必要ない高グレードの塗料を選んでしまい、お金をムダにしないでください。
最近流行しているのが、2色以上を使って塗り分けた外壁です。
色を変えることでアクセントがつき、なんだかオシャレに見えますよね。
「色数が増えても塗料の値段が変わらないから、費用も同じなんでしょ?」と言われることもあります。
たしかに大手塗料メーカーの市販品は数多くの色を揃えていて、価格も変わりません。
色数が増えても、基本的に材料費は同じでしょう。
しかし色数が増えると、塗装作業の手間がかかります。
というふうに、単色よりも多くの手間がかかるのですね。
ただ実際に塗装業者さんに聞いてみると、単純に2色にするだけの工事であれば基本料金のままでやっているという声が多いです。
見積もり額が上がるのは、
といった複雑な工程のケースです。
したがって塗装の色数が増えると、場合によっては見積もり額も高くなると考えておきましょう。
自宅を建てるときに大手ハウスメーカーに依頼すると、しばらく年数が経つとメンテナンスのお知らせが来ることが多いです。
大手は家を建てるだけでなく、リフォームやメンテナンスの事業も手がけているからですね。
「せっかくなら、建てるときにお世話になった会社にお願いしようか?」と考えるのも無理はないでしょう。
しかし大手ハウスメーカーに外壁塗り替えなどのメンテナンスを頼むと、割高になってしまうケースが多いです。
たしかに大手だと安心感があるのですが、そのハウスメーカーが直接塗装工事を請け負うわけではありません。
ハウスメーカーが受注した塗装工事は、その地域の工務店が下請けとして行うのです。
またその工務店が、さらに塗装専門の業者を孫請けとすることもあります。
こうした下請け構造により、それぞれ中間マージンが発生するのですね。
直接塗装業者に依頼するよりも、割高になってしまうのです。
したがってなるべく安く済ませるには、塗装専門の業者に直接お願いするのが賢い発注方法ですね。
しかし塗装専門の業者といっても、優良な業者さんばかりではありません。
手抜き工事をしたり、高額な費用を請求する悪徳業者が存在します。
悪徳業者を避けるためのコツとしては、複数の塗装業者へ見積もりをとること。
いくつかの業者を比べることで、どの業者が信用できるかが見えてくるのですね。
外壁や屋根は常に風雨にさらされて、住宅の中を守っています。
過酷な環境に建っている家だと、外壁や屋根の劣化が早いですね。
ひとつ例を挙げるとすると、海の近くに建っている家。
塩分を含んだ風に当たっていると、塩害によりサビや外壁材の劣化が進みやすくなります。
そんな劣化から家を守るには、頻繁に塗装などのメンテナンスを行う必要がありますね。
したがって海沿いの住宅では、他の地域と比べて塗り替え費用が高くなる傾向にあります。
地域の特性によって塗装工事の内容も変わることを覚えておきましょう。
さて複数の塗装業者に見積書をお願いしても、その内容が理解できなければ意味がないですよね。
ただ合計の工事費用を比べるだけでなく、内容の精査をすればより優良な業者を選ぶヒントが生まれます。
見積書を読む上でポイントととなる数字が3つあります。
この数字を押さえておくだけで、見積書の内容がかなり理解できるようになりますよ。
一番重要な数字が、塗装する外壁の面積です。
面積の大小によって見積もり額が変わりますので、この数字は自分でもしっかり押さえましょう。
これが意外に業者によってバラつきがあったりするんですよね。
外壁の面積を正確に求めるには、図面(平面図・立面図)から数字を拾う必要があります。
しかし手元に図面がなくても、概算で面積を求める計算方法があります。
一般的な切妻屋根の場合は、以下の計算式が使えます。
家の外周長さ ✕ 2.7 ✕ 階数 ✕ 0.9
家の外周長さは次の方法で測ってみてください。
この外周長さに軒高(2.7m)&階数を乗じると、外壁全体の面積となります。
最後に0.9を乗じているのは、開口部(窓やドア)の面積分をマイナスするためです。
切妻屋根と同じくらい見かけるのが、上図のような寄棟屋根です。
寄棟屋根の場合は、切妻屋根のときよりも外壁面積は小さくなりますね。
家の外周長さ ✕ 2.55 ✕ 階数 ✕ 0.9
その他詳しい計算方法は、以下で詳しく解説しています。
🔗
また屋根の塗り替え工事を行う場合は、屋根の塗装面積を計算しなければいけません。
屋根には勾配がついているので、外壁と異なる計算式を使います。
屋根や外壁のリフォーム工事においては、仮設工事も同時に必要になります。
仮設とは、職人さん達が作業するための足場を設置することですね。
高所作業では足場を設置することが法律で義務付けられているので、仮設工事費は必須項目です。
仮設は外壁の外側に設けるので、外壁面積よりも広い面積が必要です。
仮設面積は普通の面積と区別するために、架㎡という表記をしますので、覚えておきましょう。
【切妻屋根】
家の外周長さ ✕ 2.7 ✕ 階数
【寄棟屋根】
家の外周長さ ✕ 2.55 ✕ 階数
【切妻屋根】
家の外周長さ ✕ 2.7 ✕ 階数 + 1
【寄棟屋根】
家の外周長さ ✕ 2.55 ✕ 階数 + 1
塗る面積がわかったところで、塗料の使用量について見ていきましょう。
塗料の使用量は、どの塗料を選ぶかによって変わってきます。
塗料の種類によって塗り回数などが変わってくるからですね。
今回はシリコン系塗料として一般的な、ファインシリコンフレッシュを例にとって解説していきましょう。
(参考:超低汚染形ターペン可溶2液形アクリルシリコン樹脂塗料「ファインシリコンフレッシュ」 | 製品情報 | 日本ペイント)
メーカーで定められている、ファインシリコンフレッシュの使用量は上図のとおりです。
どんな塗料でも、このメーカーによる使用量を守らなければいけません。
塗料の使用量は、
メーカー使用量(kg/m²/回) ✕ 塗り面積 ✕ 回数
で求められます。
例えば外壁面積が200㎡、ファインシリコンフレッシュの塗り回数を2回とすると、
0.13 ✕ 200 ✕ 2 = 52kg
ファインシリコンフレッシュは一缶あたり15kgなので、
52 ÷ 15 = 3.5
となって、合計4缶が必要になるという計算になりますね。
外壁塗装でよくある質問をまとめてみました。
壁塗装の見積もり依頼をするなら、絶対に複数の塗装業者に見積りをお願いしましょう。
複数の見積もりをとることを相見積もりと呼びますが、その相見積もりが必要な理由を挙げてみますね。
リフォーム工事(特に屋根&外壁)は、非常にトラブルが多いことで知られています。
突然訪問してきた怪しい業者に高額の請求をされたり、ろくに見積書の内容を説明しない業者がいたり。
そんなトラブルを未然に防ぐために、複数の業者へ見積もりを依頼して、話を聞くということが必要なのです。
見積りの金額は、安ければ良いというものではありません。
適正価格から極端に安い金額の場合は、手抜き工事をされる可能性が高いです。
こんな手抜き工事をする業者を見分けるためにも、複数の見積り金額を見ておくことが求められますね。
見積り金額の安い業者や、地元の会社が一番良いとは限りません。
特に塗装は職人の技術力が問われる工事なので、実績のある業者に依頼するのがベストです。
複数の業者を比較すれば、どの会社が実績があるかということも分かりますね。
極端に安い金額は避けたほうが無難ですが、適正な範囲で価格交渉ができれば嬉しいですよね。
そんなときも他の業者からとった見積り金額を伝えれば、スムーズに交渉が進むことがあります。
外壁の素材や塗料の種類にもよりますが、およそ10~15年ごとに外壁の塗り替えをしたほうが良いです。
「そんなに汚れていないから、まだ塗り替えしなくてもいいよ。費用も馬鹿にならないし」
そんな声が聞こえてきそうです。
ただ外壁の塗り替えには、いろいろなトラブルを未然に防ぐ効果があるのですよ。
あなたの一戸建ては、常に風雨にさらされ続けています。
風雨から家を守っているのが、屋根&外壁ですね。
とはいっても、なにもメンテナンスをしていないとひび割れなどが出てきて、その防御力が衰えてくるのです。
気がつかないような小さなすき間から水が浸入して、家の躯体(構造を支える部位)を傷めてしまうことも。
長く安全に住み続けるためにも、外壁の塗り替えが必要なのです。
湿気は建物の天敵です。
新築のときは屋根の防水シートや外壁の塗装もしっかりしているので、あまり問題は起きません。
しかし時間が経つとどうしても劣化して性能が落ちて、外から水が入るリスクが高まります。
特に木造住宅は柱や土台が湿気を含んでしまうと、カビやシロアリ被害で住めなくなるという危険性も。
定期的なメンテナンスが欠かせない理由ですね。
最近は外壁塗料も高機能になってきて、太陽光線を反射することで断熱・遮熱効果を高めるものがあります。
猛暑の夏でも冷房費が節約できるという効果が期待できますね。
家を美しく保つことで防犯につながるという、意外な効果があります。
いわゆる割れ窓理論と呼ばれるのですが、町並みが荒れていると軽犯罪の発生率が上がり、重大な犯罪に繋がっていくというもの。
家の外観がキレイだということは、それだけ住人の意識が高い証拠でもあります。
東京都内でも犯罪発生率が高いといわれている足立区でも、この割れ窓理論に基づいた啓発活動をすることで、犯罪が減ったという実績がありました。
(参考:足立区/ビューティフル・ウィンドウズ運動)
地域の住環境を良くすることで、自分の家も住みやすくなるのですね。
安かろう悪かろうという格言があるとおり、むやみに安い工事をするのは避けましょう。
ただなるべくなら安く済ませたいというのも人情ですよね。
ここでは塗装工事の品質を落とさずに、適正な範囲で費用を安くするコツを伝授しましょう。
外壁以上に塗り替えの必要があるのが、屋根です。
屋根は太陽光や雨が直接当たる場所なので、より塗膜の劣化が進みやすいのですね。
したがって外壁の塗り替えをするときは、屋根の塗り替えも同時にお願いしましょう。
バラバラに工事をするとその都度足場を組む必要がありますが、同時に工事をする場合は1回で済みます。
その仮設工事費の分がオトクになるというわけです。
また1回の工事費用が高くなりますが、値下げ交渉の余地も大きくなるというメリットがありますね。
先ほど解説したとおり、塗料のグレードによって塗り替え費用が大きく変化します。
高グレードの塗料であれば高機能で耐久性もありますが、コスパの面では劣ることもあります。
住宅の建っている環境や地域に合わせて、適切な塗料を選びましょう。
ちなみに一般的な建築塗装工事で使われている塗料は、シリコン塗料です。
(参考:塗料の種類と外壁の塗り替え|特徴から見るコスパの良い種類とは?)
いろいろな公的制度を活用して、工事費用の負担を減らすという方法も検討してみましょう。
例えば住宅ローン減税というと新築住宅を購入するときに利用する人が多いですが、リフォーム工事でも使えるのですよ。
特に2019年10月の消費増税に合わせて、住宅ローン減税制度の拡充が予定されています。
是非検討してみてください。
またお住まいの自治体によっては、助成金や補助金の制度があります。
外壁塗装のみならず一般的なリフォーム工事でも利用できる制度もありますから、調べてみてください。
塗装業者から見積書をもらったけれど見方がわからないという声も聞かれます。
建設業界には独特の用語が多いので、一般の人にはわかりにくいかもしれません。
養生・はつり・ケレンなど。
このサイトでは初めての人でも分かりやすいように、
といった記事もあります。
参考にしてください。
「いったん塗装業者にお願いしたものの、対応が悪いから解約したい」というご相談を受けることがあります。
塗装などのリフォーム工事では、業者と請負契約書を締結して工事を進めます。
たいていは見積書兼請書という形で、見積書と請負契約書を兼ねている場合が多いですね。
請負契約は、民法によって損害賠償や契約解除の要件が規定されています。
以前は瑕疵担保責任という用語で表現されていましたが、改正により契約不適合責任と変更になりました。
改正民法は「瑕疵担保責任」に関する条文を削除し,新たに次のような「契約内容不適合責任」と呼び得る責任を規定した。引用元:民法改正と建築瑕疵責任
また契約解除についても解除理由が、
には解除できません。
その他にも改正民法では、仕事未完成の場合の報酬請求権なども新たに規定されています。
詳しくは法テラスなどで、専門家に相談するのが良いでしょう。
民法の請負契約の規定によれば、契約による報酬は引き渡しと同時とされています。
報酬は、仕事の目的物の引渡しと同時に、支払わなければならない。
この通りとすると、塗装工事の場合はすべての工事が完了したあとに費用を支払うということになりますね。
ただ完全に後払いだと、工事業者としては厳しいです。
工事が終わるまで、材料費や人件費などすべて持ち出しになってしまいますからね。
そこで建設業法では、契約書によって請負代金前払いの条件を記載することを規定しています(建設業法第19条 - Wikibooks)。
実際の塗装工事契約では、業者によって対応がバラバラ。
どの支払い方法でも法的には問題ありません。
ただキチンと契約書に支払い時期について記載されているか?確認しておきましょう。