サイディングが老朽化したら張り替え&カバー工法|どちらがコスパ良い?

サイディングが老朽化したら張り替え&カバー工法|どちらがコスパ良い?

我が家の外壁がボロボロなんだけど、そろそろ張り替えの時期かな?
老朽化によって外壁を交換するといっても、タイミングや費用などわからないことが多いですよね。
ここでは一般的に使われているサイディングの耐用年数やメンテナンス費用などについて解説しています。

 

サイディング外壁材の耐用年数とメンテナンス時期

ここではサイディング材のうち、

  • 木質系サイディング
  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 樹脂系サイディング

の4種類についてメンテナンスや張り替えの時期についてまとめてみました。

シーリング補修 全面塗り替え 撤去・張り替え
木質系 - 3〜5年ごと 15年〜20年
窯業系
金属系
5年ごと 10年〜15年ごと 20年〜25年
樹脂系 - 不要 状態により部分張り替え

一般的に使われている窯業系・金属系の場合、耐用年数は20年〜25年ほど。
この年数を過ぎたら張り替えを検討しましょう。
その間も5年おきに点検やシーリング増打ちなどを行うと、良い状態を維持できます。

 

サイディングのメンテナンス時期について詳しくは、別の記事で詳しくまとめています。

張り替えとカバー工法の違い

老朽化したサイディングのメンテナンス方法として、張り替えカバー工法(重ね張り)の2種類があります。

 

サイディング張り替え工法

張り替えは、既存の壁を撤去して新しいサイディング材を張ること。

 

サイディングカバー工法

カバー工法は、既存の壁をそのままに新しいサイディング材を重ね張りすることを指しています。

 

張り替えorカバー工法は、それぞれメリット・デメリットがありますから、詳しく見ていきましょう。

 

張り替えのメリット・デメリット

サイディングを張り替えるメリットは以下の通り。

  1. 完全なリニューアルなので住宅の寿命が延びる
  2. 下地の防水紙や胴縁も入れ替えて雨漏り予防ができる
  3. 断熱性能や防音性能の向上が期待できる

一方でデメリットは以下の通りです。

  1. 解体工事も含まれるので費用が高額になる(250万円超)
    見積もり例
  2. 大規模な工事になるので、工期が長くなる(2週間程度)
  3. 工事中は仮住まいが必要
  4. 住宅の構造部や窓サッシとの取り合いにより、張り替えられるサイディング材が限られることもある

 

カバー工法のメリット・デメリット

カバー工法のメリットは以下の通り

  1. 張り替え工事よりも安価(200万円程度)
    見積もり例
  2. 断熱性能や遮音性能が向上する
  3. 工期が短い(10日程度)
  4. 住みながら工事ができる

一方でデメリットは以下の通り

  1. 塗り替え工事よりは高額になる
  2. 住宅の構造部や既存壁の状況によっては工事ができない
  3. 付けられるのは軽量のサイディング材のみ
  4. 開口部の納まりが悪くなる
  5. 施工業者の熟練度に左右される

詳しくは以下の記事をどうぞ。